音楽を通じて、遥かなる人間の歩みに心を馳せ、これらの曲が私達に勇気と希望を与えてくれることを祈ります。
原爆投下・終戦から75年目のこの時、私達は新型コロナウイルスという不可視の敵を前に国境、宗教、人種というそれまでのボーダーを越えたところで、すべての人々が命というものを認識し、それまで確実に見えていたその世界の不確実性に気づき、手探りで辿る時代となりました。今、記憶の中からだんだん遠のく戦争と原爆というものが2度と繰り返されてはならないという想いを胸に、世界最古の完全曲として石碑に刻まれ発掘された「命ある限り輝いて」(紀元前1~2世紀トルコ都市アイドゥンで発見)を始め、遥かに時を超え今に歌い継がれる曲の数々をお送りします。
8月6日イタリア・ローマ、パンテオン神殿で行われている“Mai Più Hiroshima”-広島・長崎原爆犠牲者追悼式典-に毎年参加、歌唱しております曲「あなたの手に」他、軽井沢の歴史を辿る曲、又20年の海外生活の中でその大地や人々の生活に触れ響き出して来た音を曲にした作品をお送りいたします。
出演 | マキ・奈尾美(歌・ピアノ) |
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曲目 | 命ある限り輝いて(世界最古の曲、古代ギリシャ1~2世紀) アヴェ・マリア(4~6世紀) 花はどこへ行った(反戦歌) 一本の鉛筆(美空ひばり) 千ヶ滝小唄(1935年 軽井沢千ヶ滝のPRソングを発掘・復刻) ―作曲作品から― あなたの手に(ローマ・パンテオン神殿広島原爆追悼式歌唱曲) コロナに負けない君へ 8月のドーバー海峡 皇女和宮様―短歌4首― 1862年京都桂御所から江戸徳川家への御降下の旅の間に読まれた4首に作曲。(軽井沢沓掛宿に1宿されている) 他 |
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