林徹也先生と「軽井沢『駒村山荘』室内楽の仲間たち」
軽井沢「駒村山荘」にて、初めての「室内楽合宿」が行われたのは2005年、夏のこと。「山荘」のオーナーである東畑賀久子さんが主宰し、シュトゥットガルト室内管弦楽団首席ヴィオラ奏者である林徹也先生をお招きしての3泊4日の合宿でした。参加者は東畑さんと親しい音楽仲間。学生時代から音楽に親しみ、卒業後もアマチュアとして、室内楽やオーケストラを楽しんでいる「仲間たち」です。
合宿ではモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンのカルテットをはじめ、さまざまな曲に取り組みました。林先生の音楽への愛情あふれるご指導、気の合った仲間とのアンサンブルの楽しさに、みな、時間を忘れるほど夢中になりました。その後、林先生の奥様でピアニストの林美智子先生にも指導者として加わっていただき、ときには林徹也先生の盟友でもあるシュトゥットガルト室内管弦楽団首席チェロ奏者のギヨルギー・ボグナー先生をお迎えするなどし、室内楽合宿は「駒村山荘」の年中行事となり18年の月日がたちました。
このたび、林徹也先生がめでたく喜寿を迎えられるにあたり、18年の感謝の気持ちを込めて「ぜひ軽井沢大賀ホールでお祝いの会を」と東畑さんが中心となり、演奏会を企画いたしました。ギヨルギー・ボグナー先生もドイツから駆けつけてくださり、林先生のお弟子さんであったヴァイオリニスト・指原桃子さんにも、ご出演いただき、開催の運びとなりました。
林先生の喜寿をお祝いするとともに、益々のご健康とご活躍を願いまして、「仲間たち」一同、心を込めて演奏させていただきます。ご来場の皆さまにも「音楽の喜び」を感じていただければ幸いです。
出演 | 林徹也③④⑥(元シュトゥットガルト室内管弦楽団首席ヴィオラ奏者) <友情出演> ギヨルギー・ボグナー③④⑤⑥(元シュトゥットガルト室内管弦楽団首席チェロ奏者) 林美智子(ピアノ) 指原桃子④(ヴァイオリン) 新谷美知子②⑥/岩崎潔③/柴田隆②⑥/柴田由紀子②/関澤美香①⑤/田﨑佳子①⑤/土屋暁②/東畑賀久子①③⑤/中島隆男④/山下雅生①⑤/吉澤茂①②⑥ (※名前横の数字は、1部2部の出演曲) |
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曲目 | [第1部] ①ブラームス:弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調 作品88より第1楽章 ②ドボルザーク:弦楽五重奏曲第3番 変ホ長調 作品97より第1楽章 ③メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 作品12より第1楽章 [第2部] ④ロッシーニ:6つの弦楽のためのソナタ第3番 ハ長調 ⑤ドホナーニ:ピアノ五重奏曲第1番 ハ短調 作品1より第1楽章 ⑥ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 作品11-6 [第3部] メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49 [ピアノ/林美智子、ヴァイオリン/林徹也、チェロ/ギヨルギー・ボグナー] ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 作品3-10 ロ短調 RV580 [ヴァイオリンソロ/林徹也、指原桃子、山下雅生、土屋暁] |
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